デフォルトキーマップ
デフォルトでは下の写真のようなキー配列になっています。
- 左手親指内側のキーを押した状態で Left SPACE layer が有効になり、数字キーや数字キーのシフト状態のキーが入力できます。
- 左手の2つの設定ボタン(T,G の右側のボタン)には、左が USB/BLE の優先切り替え、右が BLE 接続先の切り替えを割り当てています。
- USB/BLE 切り替えでは 右手を PC と USB 接続している時に、BLE 接続を優先するか USB 接続を優先するかが切り替わります。
- 詳しくはこちらの動画を見てください。https://youtu.be/y6X2OnoMX-M
- 右側の設定ボタン(画像には表示されていない)には、volume down, up が割り当てられています。
- これらのボタンは、回路では矢印キー2つの同時押しとして実現されています
- ZMK では combo という機能で同時押しを検出して別の動作を割り当てています。
- タッチセンサーには Trackball scroll/Pointer が割り当てられています。
- トラックボールを触るか、外側(L, S 下)センサーに触っている間トラックボール用のレイヤー(右クリック、左クリック…ができるレイヤー)に自動で切り替わります。
- 内側(K, D 下) のセンサーに触れている間トラックボールがスクロールモードになります。
- トラックボール・スクロールレイヤーについては下のセクションで説明しています。
Config layer
Section titled “Config layer”左手の左下のキーを押している間 config layer に入ります。
ここには普段あまり使わない設定関連のキーを割り当てます。
- 左手左上、右手右上に
&boot_loaderが割り当てられています。- USB 接続状態でこのキーを押すことで XIAO をファームウェア書き込みモードにすることができます。
- なお、キーボード裏側のリセットボタンをダブルクリックすることでもファームウェア書き込みモードに移行できます。
- 左側の設定ボタン左に
&dfnxtが割り当てられており、このボタンで現在の接続先のデフォルトレイヤーを切り替えられます。- 元は左側右ボタンに設定されていましたが、BLE clear を割り当てるために移動させました
- こちらの動画を見ると少しわかるかもしれません https://youtu.be/PggxfXZUtnA
- やりたいことはこちらの記事 https://zenn.dev/shakupan/articles/261ce435251607 で紹介されていることと同じです。
- DYA Dash では専用の ZMK ライブラリ https://github.com/cormoran/zmk-feature-default-layer を使って実現しています。
- 左側の設定ボタン右は、現在選択されている BLE 接続先とのペアリングを削除する機能が割り当てられています。
- ペアリング削除時は PC 側でもペアリングを削除してください。削除しないと再ペアリングが失敗します。
- 左手 Shift には、ZMK Studio を使うための unlock が割り当てられています。
- ZMK Studio 使用時にはこのキーでキーマップ変更を一時的に許可する必要があります。
- 左手内側の T, G, B には LED アニメーションが設定されています。
- T: バッテリー残量表示
- G: BLE 接続先表示
- B: アクティブレイヤー表示
Trackball pointer/scroll layer
Section titled “Trackball pointer/scroll layer”- トラックボールを動かすと、自動的に Trackball Automouse layer が有効になります。
- トラックボールを止めると一定時間後にデフォルトレイヤーに戻ります。
- Trackball pointer layer が有効になっている間、右側のキーがマウスの右クリックや左クリックとして使えるようになります。
- おすすめは人差し指を M キーにおいて左クリック、中指を K キーにおいて右クリックです。
- K, D の下のタッチセンサーに触れると、触れている間 Trackball Scroll layer が有効になります
- この状態でトラックボールを触ると、上下左右スクロールができます。
- L, S の下のタッチセンサーに触れると、触れている間 Trackball Manual layer が有効になり、トラックボール用のキーマップが維持されます。
- ダブルクリックをする時や、長時間トラックボールのみを使う時に非常に便利です。
- 専用の manual layer を導入することで automouse layer の自動無効化を回避しています。
OS ごとのデフォルトレイヤー
Section titled “OS ごとのデフォルトレイヤー”接続先ごとにデフォルトレイヤーを保存する機能のために、メジャーな OS ごとにデフォルト配列を設定するためのレイヤーを用意しています。 Windows, Mac で Win/Cmd を切り替える、Mac では親指内側の Cmd で英かなモード変更をできるようにするなど、作者が必要な最低限度のデフォルト設定がされています。 作者は普段 Mac を使っているので Windows での設定は現状適当です。
自動で OS 検出はできませんが、接続先ごとにデフォルトレイヤーを切り替える機能 (Config layer 参照)で一度手動で設定すればそれ以降は自動でデフォルトレイヤーがいい感じに切り替わることを期待しています。
詳しくは 接続先ごとにキーマップを変える を見てください
Reserved レイヤー
Section titled “Reserved レイヤー”ZMK Studio でカスタマイズできるように3つ追加のレイヤーを定義してあります。
ZMK Studio
Section titled “ZMK Studio”キーボードの右側を USB で PC と接続し、USB 接続モードにした状態で https://zmk.studio/ を開くと、プログラミングなしでキー配列をカスタマイズできます。
※左手の設定ボタン(左)を押すと BLE 接続モード、USB 接続モードが交互に切り替わります。USB 接続モードの場合、右手の LED が緑に光ります。
ZMK に詳しい人向け:DYA Dash ではデフォルトで ZMK Studio によるキーマップ変更ができるように設定しており、unlock コマンドの実行は不要です) 変更しました
詳しくは、キーマップのカスタマイズを見てください。